湖南省・中南大学の張堯学校長は20日、在校生の劉路氏(22)を同大学の正教授クラス研究員として招聘することを発表した。22歳の若さでは異例のことであり、劉氏は中国最年少の正教授クラス研究員となった。人民日報海外版が21日に報じた。
数理論理学を愛する劉氏は2010年8月、著名な数学者を含む多くの研究者が「シータパンの予想」の解読を試みていることを知った。これは数理論理学者デビッド・シータパンが1990年代に提起した予想だが、10年以上にわたり解読に至っていなかった。
同年10月のある日、劉氏はこれまでに使っていた方法を少し変えるだけで、この結論を証明できると突然思いついた。劉氏は一週間かけて証明を書き出した後、数理論学で国際的に権威のある雑誌「記号論理学雑誌」に送った。この成果は国内外の学者から認可を得ている。