河南省南陽桐柏山区の上空ではここ数日、連日のようにヘリコプターが旋回している。このヘリコプターが他と違うのは、下に長さ45メートルのケーブルと直径5メートルのコイルがぶら下がっているところだ。
これは「国家863計画(ハイテク技術研究発展計画)」で開発された「ポッド式ヘリコプター空中電磁探査システム」であり、現在地質調査と鉱物探査を行っている。
中国国土資源航空物理探査リモートセンシングセンターの陳斌・高級工程師は「プロジェクトグループは4年間を費やし、国内初となるヘリコプター鉱物探査補助システムを開発した。地下300メートルにある鉱床の探査ができ、国内の空白を埋め、国外の同タイプの探査システムと同じ技術水準に達した」と語る。プロジェクトグループの于長春工程師によると、同システムは銅、鉄、亜鉛などの探査に適しているという。人民日報が27日に報じた。