2012年04月02日-04月06日
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7月1日にうるう秒を挿入 1日が1秒長く

2012年04月04日

 今年の7月1日は通常よりも1秒長い一日となり、2012年は全部で「366日と1秒」あることになる。

 天津市天文学会の趙之コウ理事によると、世界には時刻を決定する方法が2種類ある。地球の公転・自転に基づく「天文時」と、原子の振動に基づく「原子時」だ。高精度である「原子時」と「天文時」の時刻との間には徐々にずれが生じるようになる。このため、1972年以降、「原子時」と「天文時」の時刻のズレが0.9秒以上開いた場合、定期的に天文時を1秒増やすか減らすかして、調整を行うこととなった。これがうるう秒だ。

 趙理事は「北京の場合、今年のうるう秒は7月1日7時59分59秒の後に挿入される。つまり、7時59分60秒という特殊な時間が存在し、朝8時がいつもより1秒遅れてやってくることになる」と語る。人民日報海外版が5日に報じた。

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