中石化とサウジアラビアの石油化学最大手・サビックが合弁で建設する年産26万トンのポリカーボネート工場が3日、天津濱海新区の中沙(天津)石化有限公司で着工した。同プロジェクトは中国最大のポリカーボネートプロジェクトとなる。人民日報が4日に報じた。
中国・サウジアラビア両国の経済貿易・エネルギー・石油化学分野における協力を促進し、製品構造を調整し、ハイエンド産業チェーンを構築し、競争力を強めるべく、中国石化とサビックは共同で110億元を投じ、同プロジェクトを建設する。完成予定は2015年で、年産13万トンのポリカーボネート製造装置2台のほか、関連の公共工事、補助施設建設などが含まれ、技術は世界トップレベルに相当する。
中国・サウジアラビアの両国はこれまでにも、年産100万トンのエチレン工場を天津に建設している。