広西玉柴機器股フェン有限公司はこのほど、世界大手ディーゼルエンジン研究所4カ所の最新技術を結合して自主開発した舶用・発電用の大出力ディーゼルエンジン(3機種)を発表した。これにより、中国の舶用・発電用ハイエンドエンジンが海外製品に独占されてきた局面が打開される可能性がある。
農業部漁業船舶検査局の柳正局長は「これらのエンジンの登場は、中国の舶用エンジン発展史における重大な出来事であり、中国の船舶業界の発展推進に向け、重要な役割を果たすだろう」と述べる。
中国が保有する漁船の総数は世界の4分の1を占め、中国の海洋船舶のうち、95%を漁船が占める。近代漁業発展の要となるのは、漁船の近代化であり、漁船の近代化の中心となるのが動力だ。しかしこれまで、中国には高速・高出力のディーゼルエンジンが1機種しかなく、世界のエンジン大手のほぼ独占状態となっていた。