中国のスマートフォン(多機能携帯電話)市場は今年、1500元(約1万9500円)以下の機種が販売台数全体の半数を上回る9千万台に達し、主力製品となることが9日、中国の家電専門の市場調査会社「中怡康」などがまとめた報告書で分かった。地元紙、北京晨報が10日伝えた。
「中怡康」は同日、中国の家電量販大手「国美」「永楽」「大中」と共同で、携帯電話の消費傾向に関する報告書を発表した。中国のスマートフォン市場は今年、1500元以下の機種が販売台数全体の半数を上回る9千万台に達するとみられ、市場全体でも104%の伸びを維持し、販売台数は1億4千万台を超える見込みという。
中国はスマートフォンの出荷量で米国を抜き、すでに世界最大の市場となっている。スマートフォンの普及に伴い、手ごろな価格帯の機種やコストパフォーマンスの高いカスタマイズ携帯などが相次いで登場したことが、スマートフォンの低価格化につながった。