2012年04月09日-04月13日
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中国、完備された海洋衛星体系を構築へ

2012年04月12日

 国家海洋局はこのほど、海洋観測衛星「海洋2号」のデータ製品を公表し、データ製品申請の規則およびプロセスを紹介した。同局によると海洋2号の運行状況は安定しており、衛星-地上間の通信も確立され、すでに正式なデータ製品提供サービスを開始する能力を備えている。人民日報が12日に報じた。

 中国初の海洋動的環境観測衛星、海洋2号には能動・受動マイクロ波リモートセンシング技術が集約され、高精度の軌道測定・決定能力および、全天候・24時間・全世界の観測能力を持つ。中国はこれにより、世界の約90%の海域を毎日観測できる能力を備え、海洋観測能力が大幅に向上した。

 海洋2号の主な任務は、海洋環境のモニタリングと調査を通じ、海上風・波高・海流・海面温度など海洋の様々な動的環境パラメータを取得することで、海の災害警報発信に向けリアルタイムデータを提供することができる。11種類の主要海洋環境パラメータを処理することができ、海洋の防災減災、海洋権益の維持、海洋資源の開発、海洋環境の保護、海洋科学研究および国防建設などをサポートする。

 国家海洋局の責任者によると、中国は今後、海洋の色、動的環境、モニタリング衛星など、海洋観測衛星をシリーズ化し、完備された海洋衛星応用体系を構築する予定だという。

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