2012年04月16日-04月20日
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地球観測衛星「資源1号02C」が軌道上で引渡し

2012年04月19日

 中国が自主開発した広帯域・高解像度の民用地球観測衛星「資源1号02C」が18日、軌道上で国土資源部に引き渡された。同衛星は今後、土地利用の動的モニタリングなどに使用される。人民日報が報じた。

 「資源1号02C」は昨年12月22日、太原衛星発射センターから打ち上げられた。その後、約3カ月にわたる軌道上での試験の結果、衛星の運行状況は安定的かつ正常で、データの質は国土資源の調査モニタリングに向けた精度要求(2.5万分の1から10万分の1)を満たしていることがわかった。観測画像の面積は最小0.2ムー(土地面積の単位。1ムーは6.667アール)で、経済発展地域・重点注目区域の資源の現状を高解像度で調査モニタリングすることができる。

 同衛星は▽土地利用の動的モニタリング▽土地利用の変更調査▽鉱物資源の開発・保護・利用▽地質災害の調査・モニタリング▽生態地質環境調査▽国外の鉱物資源調査??などの国土資源業務に幅広く応用でき、農業・林業・水利・環境保護・海洋・測量・交通・統計・地震などの関連業界で使用される。

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