2012年04月16日-04月20日
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国家海洋調査船隊が設立

2012年04月19日

 国家海洋調査船隊の設立記念式典および加盟船舶の契約式が18日、北京で行われた。同船隊は中国の各海洋関連部門が共同で設立した、初の全国的な海洋調査基礎プラットフォームであり、最先端の調査水準を誇る船舶計19隻が加盟する。うち、排水量1500トン以上の遠洋総合調査船は11隻、1500トン未満の近海総合調査船は8隻。

 同船隊には、国家海洋局の船舶9隻(向陽紅06、向陽紅09、大洋1号、向陽紅14、向陽紅08、海勘08、雪竜号、中国海監72、実践)、中国科学院の船舶4隻(実験1、実験3、科学1号、科学3号)、教育部の船舶3隻(育鯤、東方紅2、海洋2号)、福建海洋研究所の船舶1隻(延平2号)のほか、企業が保有する船舶が2隻(潤江1、意興)含まれる。

 国家海洋局の劉賜貴局長は「国家海洋調査船隊は海洋調査船舶の開放と共有を推進し、中国の海洋調査能力・水準の向上を促進し、国家海洋調査任務の順調な実施を保証することを目的とする。船隊は主に、海洋の基礎調査・総合調査・特別調査などの任務を担当するほか、国家重大研究プロジェクト、国際重大海洋科学協力プロジェクト、政府間海洋協力プロジェクトに関連する調査任務を実施する」と述べた。

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