軍事科学院はこのほど、ナノマテリアル・バイオセキュリティ分野における最新の発見を発表した。それによると、ナノマテリアルが多剤耐性遺伝子の細胞間移動を促進し、抗生物質が効かない多剤耐性菌を増やす可能性があることがわかった。この研究結果は世界的にも初発見となる。
課題グループの邱志剛博士と喩雲梅博士は5年間にわたる研究の結果、浄水システムの主要材料であるアルミナナノ粒子が、細菌が多剤耐性遺伝子を取得する速度を大幅に加速することを発見。これにより、多くの抗生物質の効果が低下していたことがわかった。「人民日報」海外版が26日に報じた。