2012年04月23日-04月27日
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中国海軍の測量船、IHO総会に初参加

2012年04月27日

 モナコで開催中の第18回国際水路機関(IHO)総会(23日-27日)に、中国人民解放軍海軍の測量船「銭三強」が初めて参加した。中国がIHO総会に艦艇を派遣するのは今回が初めて。新華網が25日に報じた。

 「銭三強」は2008年に就航した測量船。測量と気象の2種類の専門設備を配備しており、気象観測、水深測量、重力測量、海底地形の探査などを行うことができ、航海の安全と海洋科学研究に向け、基礎データを提供することが可能だ。

 IHOは1921年に設立された組織で、本部をモナコに置く。各国の水路官庁間の協調をはかり、航海資料の統一を促進し、海洋測量方法を普及し、航海分野における海洋学成果の応用を促進することが目的。加盟国は80カ国にのぼり、5年に1度総会が行われている。

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