北京市交通委員会、市経済情報化委員会などの部門はこのほど共同で「中関村現代サービス業成果発表会」を開催し、スマートフォン向けのナビゲーションアプリを発表した。このアプリを使えば、数秒で近くのバス停・地下鉄の駅の位置を検索できるほか、バス停を指定すればバスの到着時刻、混み具合などを知ることができ、バス?地下鉄の乗り換えが便利になる。さらにタクシーを呼ぶことも可能だ。しかも、これらの情報は全て無料で提供される。人民日報が2日に報じた。
同プロジェクトはこれまでに、▽2080本分のバス路線▽15本の地下鉄路線▽3000本あまりの歩道橋・地下道--などを含む北京市内の交通データ作成を完了しているほか、公共交通利用者向けのナビゲーションサービスおよびソフトウェアを開発、ナビ運営サービスセンタープラットフォームを構築した。
国外で徐々に普及しつつあるバスのリアルタイム到着時刻検索サービスも導入しており、バスの到着時刻を知ることで無駄な待ち時間を減らすことができ、外出の計画が建てやすくなる。リアルタイムの検索が可能なバス路線は300路、944路など約200本に上り、そのほかの路線もシステム完備に伴い徐々にサービスを提供していくという。