中国広東核電集団有限公司(中広核)の10メガワット太陽光バイオマス発電所が5月8日、シンガポール・ジュロン工業団地で着工した。これと同時に中広核太陽光バイオマス発電シンガポール公司も設立し、中広核のクリーンエネルギー業務の地域本部となった。国際金融報が9日に報じた。
中広核が海外でクリーンエネルギープロジェクトを実施するのはこれが初めてで、中広核のアジア太平洋地域におけるクリーンエネルギー市場の開拓を後押しするものとなる。1期工事の投資額は4200万シンガポールドル(約3372万ドル)。発電燃料は全ておがくずや園芸の廃棄物を採用するほか、発電施設の屋根には太陽エネルギー発電装置を設置。廃棄バイオマス資源を十分に活用することで、二酸化炭素の排出を削減し、資源の総合的な利用を実現する。