360安全中心が発表した「2012年中国コンピュータ健康調査報告」によると、国内のパソコンの8割以上が使わないソフトの詰め込みすぎによる「肥満症」であることが分かった。専門家は、「パソコンのセキュリティや性能を高めるためにも、定期的にパソコン内のごみや使わないソフトを削除するべき」と建議している。新華網が11日に報じた。
パソコンの「肥満症」とは、パソコン内のごみが多すぎてディスク容量が減り、パソコンのスピードが遅くなり、システムの免疫力が低下するなどの問題を指し、システムの性能に深刻な影響を及ぼす。さらに、一部のソフトは脆弱性を抱えている可能性があり、セキュリティ上の危険ももたらす。
肥満症の主な原因はソフトの詰め込みすぎだ。360安全中心の調査によると、パソコン1台につき、使わないソフト約20種類がインストールされており、頻繁にネットにアクセスするパソコンだと年30GB-50GBの不要なファイルが生まれる。しかし、頻繁にごみを削除する(1カ月に1度以上)ユーザーは26%以下だった。
360安全中心は、毎週1回不要なファイルを削除し、毎月1回使わないソフトを削除し、毎月1回レジストリの不要データを削除するなど、日ごろからパソコンの「ダイエット」を習慣づけるよう建議している。