四川省ブン川県で5月14日、中国初となるテレビによる緊急地震速報が放送された。ブン川県耐震減災局は現地テレビ局を通じ、5月14日正午12時に青川県で発生したM1.3の地震速報を発表した。速報は地震発生から9秒後に字幕の形式で放送された。地震波がブン川県に到着するまで約50秒かかったため、ブン川の住民は揺れの約40秒前に速報を知り得たこととなる。成都商報が報じた。
中国がテレビで地震速報を報じたのはこれが初めて。成都ハイテク減災研究所の王暾氏によると、ブン川のテレビ局には地震速報受信サーバが設置されており、成都ハイテク減災地震警報システム所から発せられる地震速報を受信できる。ブン川の周囲2万平方キロメートル以内の余震地区で地震が発生した場合、ブン川テレビ局で放送中の各番組で速報が流れる仕組みになっている。