2012年05月21日-05月25日
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中国の自然保護区、全国計2640カ所に

2012年05月24日

 2012年全国自然生態保護業務会議で明らかになったところによると、中国(香港、マカオ、台湾を除く)は2011年末までに計2640カ所の自然保護区を設立し、総面積は149万平方キロメートルに達した。自然保護区の面積は国土面積の約14.93%を占めている。人民日報が報じた。

 会議に出席した環境保護部の李干傑副部長は「第11次五カ年計画以降、国家級自然区120カ所が設立されたが、『COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)』で採択された『愛知目標』と比べると、まだ大きな開きがある」と指摘した。

 自然保護区の管理・保護を着実に行うべく、中国は国家級自然保護区の管理評価、衛星によるモニタリング、現場での実地調査業務を展開している。

 2009年には衛星「環境1号」を利用し、昇格および調整を申請した109カ所の国家級自然保護区に対するモニタリングをスタート。2011年以降は335カ所の国家級自然保護区に対する衛星モニタリングを実施している。

 また、2007年に始まった17省の自然保護区に対する基礎調査・評価業務もすでに完了した。

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