2012年05月28日-05月31日
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中国独自の3G規格、飛躍的な進展果たす

2012年05月28日

 中国移動(チャイナモバイル)はこのほど、同社が採用する中国独自の3G規格、TD-SCDMA(以下、TD)のユーザー件数がこのほど6千万件を上回り、国内3G市場の4割を占めたことを宣言した。これにより、中国移動は他の国内電信キャリアが採用する欧米の2大3G規格(WCDMAとCDMA2000)と肩を並べるという発展目標を実現し、TDの建設と運営は飛躍的な進展を果たした。人民日報が28日に報じた。

 中国移動の李正茂副総裁は「TDが欧米の2大3G規格と真の意味で肩を並べた。これは中国の100年にわたる通信史上において初のことだ。現在、中国移動のTDネットワークは全国の県級以上の都市を全てカバーし、基地局の数は22万7千カ所に達した。携帯端末メーカーは259社、製品の種類は900種以上に達し、基本的に欧米の携帯端末と『同時期、同品質、同価格』での販売を実現した」と述べた。

 TD-SCDMA(Time Division-Synchornization Code Division Multiple Access)は中国独自の無線通信規格(3G規格)であり、中国が知的財産権を有し、国際的にも幅広く認可された通信規格でもある。

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