2012年05月28日-05月31日
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デジタル著作権流通プラットフォーム「版権雲」が開設

2012年05月31日

 中国版権保護センターの指導の下、北京東方雍和国際版権交易センター、北京版銀科技有限責任公司、北京雲視天創科技有限公司、北京慧点東和信息技術有限公司が発起し、新華社、作家出版集団、珠江電影集団などの機関が共同で構築したデジタル著作権流通プラットフォーム「版権雲」が5月30日に開設された。中国経済網が報じた。

 「版権雲」は以下の4つの特徴を持つ。

 (1)著作権コンテンツ資源、著作権配布ルート、専門的な著作権サービス、各タイプの著作権開発・応用などが終結したオープンサービスプラットフォーム。

 (2)標準契約書により、スピーディな権限付与を実現。「版権雲」は革新的なビジネスモデルと進んだ情報技術を駆使し、標準契約書に基づく著作権作品の迅速な権限付与と使用を実現する。「版権雲」のプラットフォームには各タイプの標準化された契約取引ツールが取り揃えてあり、標準契約書に基づく著作権取引が自動的に行われる。

 (3)著作権取引手続きを簡素化し、取引コストを下げる。著作者は手軽に使用者側のプラットフォームにアクセスし、著作権取引の可能性を広げ、著作権運営ルートを拡大し、利益を増加させることができる。著作権使用者は、利用できる著作権の範囲が広がり、著作権使用の即時性と資金使用効率が高まる。迅速な権限付与・使用により、中間手続きを省き、取引コストを削減することができる。

 (4)「版権雲」はクラウドコンピューティング技術をベースとし、国内初の5段階著作権RDFを採用。自動化・インテリジェント化されたエンド?ツー?エンドの著作権サプライチェーン構築を助け、相応の基礎サポート環境を提供する。

 「版権雲」プラットフォームの完成は、中国の文化企業、特に国有文化企業の著作権資産運営と価値増殖・開発を後押しする。

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