国務院新聞弁公室の記者会見が24日午後に行われ、中国有人宇宙飛行プロジェクトの武平報道官が無人宇宙実験室「天宮1号」と宇宙船「神舟9号」とのドッキングの状況について紹介した。北京日報が報じた。
武報道官は海外記者の質問に答え、中国有人宇宙飛行プロジェクトをめぐる海外協力に関し、以下のように述べた。
宇宙は人類共同の財産であり、宇宙の探索・開発・利用は人類のあくなき追求だ。中国は、世界各国が相互尊重・平等互恵という原則の下、幅広い協力と交流を行い、有人宇宙飛行事業をより高いレベルへと発展させ、全人類の幸せのために積極的な貢献を果たすことを望んでいる。
しかし、現在はまだ有人宇宙飛行の基本技術突破に向けた一段階に過ぎない。現段階では、有人宇宙飛行の回数に限りがあり、大量の技術試験を行う必要があるため、短期間の内にそのような協力を行うことは難しい。今後、中国の有人宇宙飛行技術がより成熟すれば、中国の技術で外国人宇宙飛行士を育成し、中国の宇宙船『神舟』で外国人飛行士を宇宙に送り届ける日も来るだろう。
計画に基づき、神舟8号、9号、10号はいずれも天宮1号とのドッキングを行い、全面的にドッキング技術を掌握する。神舟10号も有人ドッキングを行う予定だ。神舟10号の具体的な任務実施時間などは今回の神舟9号の任務が完了し、全面的な総括と天宮1号の全面的な評価が終わった後で確定する。