中国科学院長春応用化学研究所が担当する中国科学院知識イノベーション事業の重要プロジェクトの1つ、「CO2ベースプラスチックの産業化キーテクノロジー」がこのほど検収に合格した。同研究所ではすでに1万トン級のCO2ベースプラスチック生産ラインが完成しているほか、年産3万トン規模の生産ラインの設計も完了している。中国網が2日に伝えた。
CO2ベースのプラスチックは、CO2(二酸化炭素)とエポキシドを主原料とし、化学的手段により得られた環境にやさしい高分子材料。排出される二酸化炭素を効果的に利用できるほか、防ガス効果・透明度が高く、生分解性を有するため、医療・食品包装分野での幅広い応用が期待される。