中国の第5次北極観測隊は北京時間18日7時44分、3515海里（1海里＝1.852キロ）の航行を経て北緯66度33分の北極線を通過し、北極海での観測を開始した。新華社が報じた。
観測隊は7月2日に青島から出発して以来、悪天候などを克服しつつ、すでに27カ所の観測地点で海洋物理、化学、生物、地質、光学、大気などをめぐる総合観測を行い、ベーリング海、ベーリング海峡海域で豊富なサンプルおよび観測資料を取得した。
観測隊は北極海-太平洋セクターおよび北極海-大西洋セクターの観測地点33カ所における総合観察を計画しており、走航観測、断面調査、係留ブイの配置と回収などの科学調査を集中的に実施するほか、典型的な特徴を持つ海域の浮氷上に3-5つのガス・氷・海観測ステーションを設立する。