2012年07月23日-07月27日
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高圧送電線の活線作業ロボットが鑑定に合格

2012年07月23日

 山東電力科学研究院傘下の企業が自主開発した高圧送電線の活線作業ロボットがこのほど鑑定に合格した。その技術は世界先進レベルに達しているという。科技日報が報じた。

 同ロボットの開発プロジェクトでは、▽マスタースレーブ駆動ロボットアームの設計▽ロボット専用昇降システムの設計・加工▽ツールシステムの設計・加工▽絶縁保護システムの設計・加工--などに取り組み、ロボットによる活線の切断や活線状態でのT型接続、絶縁カバー取り付けなどの作業を実現。さらに、現場での作業ニーズに合わせ、作業ロボットに適応する操作規則と活線作業規範を制定した。

 同ロボットは、作業環境の特徴に適応し、人の代わりに作業頻度が高い活線の切断・接続・ドロップアウトヒューズ交換などの作業を行い、作業時間を短縮し、作業効率を高め、作業者の負担を軽減することができる。また、作業者を高圧線から隔離することで、安全を最大限に保障することができる。

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