中国は今後3年間をかけ、衛星測位システム「北斗」の検査認証体系を構築する。法規が整い、標準が統一され、配置が合理的で、軍民が一体化した検査認証体系を構築することで、北斗関連製品の競争力を全面的に高め、北斗システム運行の安全を確保することが目的。新華社が報じた。
国家認証認可監督管理委員会と総参謀部測量航法局はこのほど協定を結び、北斗の検査認証体系を共同構築し、北斗システムの応用と国際化を推進していくことを決定した。
北斗システムは中国が独自開発した全地球測位・通信システム。北斗システムの構築が加速する中、国家認証認可監督管理委員会と総参謀部測量航法局は、関連製品の品質を向上させ、システム運行上の安全を確保するため、検査認証体系を共に構築することを決定した。
協定によると、双方は関連の規定・制度を制定し、技術標準の制定をサポートし、権限付与・監視制度を模索し、関連製品の国家品質検査センターを建設するほか、重点分野・重点産業・重点プラットフォームにおける北斗関連製品の検査認証および検査認証結果の採用業務を推進する。
国家認証認可監督管理委員会の責任者は「北斗の検査認証体系構築は、北斗システムの応用・普及に役立ち、関連製品の品質向上と国際化に役立つ」と語る。