2012年08月06日-08月10日
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華為、スマートフォンの新UI「Emotion UI」を発表

2012年08月08日

 華為は7月30日、北京で新UI(ユーザーインタフェース)「Emotion UI」を発表した。「Emotion UI」は、「簡単で使いやすく、機能が強力で、エモーショナル(感情的)」なスマート端末の実現を目指し、Android 4.0をベースに開発されたマンマシンインタフェース。

 華為消費者BG(ビジネスグループ)副総裁の黄冀氏は「モバイルインターネットの発展に伴い、スマート端末へのニーズはより豊富・多様化している。これからは、ハード面でのメリットだけでなく、ハード・ソフト・アプリを結びつけることで初めてより良いサービスを提供していくことができる」と語る。

 「Emotion」は感情の意味。「Emotion UI」をデザインしたチーフアーキテクトのDennis氏によると、華為のデザインチームは開発時、派手な技術ばかりを追求するのではなく、ユーザーの視点から使用時に発生しやすいトラブルを考慮し、操作を簡略化し、初級ユーザー向けの操作ガイドなどを加えたという。

 「Emotion UI」の各機能のうち、注目を集めているのがデスクトップに表示できるウィジェット機能だ。各種ウィジェットをデスクトップに常駐させることで、目的への操作ステップを減らし、より便利かつスピーディに使用することができる。「Emotion UI」はこのほか、中国語による音声認識システムを搭載している。

 市場調査機関の統計によると、華為の中国スマートフォン市場におけるシェアは12.16%で第2位となっている。業界関係者は「Emotion UIを打ち出した華為は、ソフト・ハードの融合というメリットを活かし、スマートフォンおよび端末業務で新たな成長を推進するだろう」と予想する。

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