2012年08月13日-08月17日
トップ  > 科学技術ニュース>  2012年08月13日-08月17日 >  中国電子情報企業トップ100 華為がトップ

中国電子情報企業トップ100 華為がトップ

2012年08月14日

 国家工業情報化部はこのほど、2012年(第26回)電子情報企業上位100社のランキングを発表した。上位3位は上から順に華為(ファーウェイ)、聯想(レノボ)、海爾(ハイアール)となり、これら3社の主要営業収入はいずれも1000万元を上回った。四川省からは2社の企業がランクインした(四川長虹、四川九洲)。注目すべきは、中国の電子情報企業の発展は速いものの、全体的な水準は依然として低い点だ。昨年の上位100社の利益総額は884億元で、アップル1社の利益額の53%に留まった。成都日報が報じた。

 ▽3方面から企業を総合的に評価

 同ランキングはこれまで、国内の電子情報企業の発展レベルを測る重要な参考とされてきた。ランキングでは、企業の▽規模(資産と収入の規模)▽利益(収益能力、発展能力、債務返済能力、経営能力)▽開発能力(研究開発への投資と特許の数)??という3方面から総合的に評価を行い、その結果を元にランク付けを行っている。

 今年の上位100社の主要営業収入は計1億7600万元に達し、昨年比14.7%増だった。利益総額は884億元(約138.85億ドル)だった。しかし、中国電子情報企業の全体的な規模は依然として小さく、上位100社の利益総額は、アップル1社の利益額の53%に留まった。なお、アップルの昨年の利益額は259億ドルに達している。

 ▽四川省から2社がランクイン

 今年のランキングでは、四川長虹と四川九洲という四川省の企業2社が昨年に引き続きランクインを果たした。これら2社の総合ポイントは昨年よりもやや高まっている。四川長虹は昨年同様7位にランクインし、四川九洲は順位を1つ上げ、26位につけた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます