2012年08月20日-08月24日
トップ  > 科学技術ニュース>  2012年08月20日-08月24日 >  中国南車の機関車、世界22カ国で活躍

中国南車の機関車、世界22カ国で活躍

2012年08月20日

 中国最大のディーゼル機関車開発・輸出企業である中国南車資陽機車有限公司で17日、通算500台目の輸出車両である、オーストラリア向けの機関車がラインオフした。中国南車が知的財産権を有するディーゼル機関車は、1992年から現在までに計22カ国に輸出されており、様々な分野で中国一を実現している。中国科技網が報じた。

 中国重機製造業の「海外進出」戦略を積極的に実践している南車資陽公司は、1992年に初めてタイに機関車を輸出して以来20年間、機関車技術の初輸出、自主開発した交流駆動ディーゼル機関車の先進国への初輸出など、様々な「中国初」を実現してきた。また、▽輸出した車両の型が最も多い▽レール幅の種類が最も多い▽動力の範囲が最も広い▽最も広い地域をカバー(アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアの計22カ国に輸出)▽1カ国への輸出台数が最多--など6項目で「中国一」を達成。機関車の車両輸出から技術輸出へ、発展途上国への輸出から先進国への輸出へ、従来型直流機関車の輸出からハイエンド交流機関車の輸出へと重要な転換を遂げた。

 17日にラインオフしたオーストラリア・BRADKEN社向けの機関車は、南車資陽公司にとってオーストラリアへの輸出第2弾となる6台の機関車のうちの2台。第1弾として輸出された機関車はオーストラリアで今年3月16日に投入されてから現在にいたるまで累計34万キロ以上を走行。月間走行距離(1台)2万5663キロという好業績を打ち立てている。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます