2012年08月20日-08月24日
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中国の電力設備製造レベル、世界トップクラスに

2012年08月24日

 中国電工技術学会が23日に明らかにしたところによると、同学会主催の「2012年第7回中国電工設備イノベーション・発展フォーラム」がこのほど北京で開催された。科技日報が報じた。

 中国電工技術学会理事長の孫昌基氏(元機械工業部副部長=元機械工業省副大臣)はフォーラムに出席し、以下のように述べた。

 中国の電力設備製造レベルは数十年間の発展を経て、今や世界トップクラスにまで成長した。中国の電気機器製造企業はスマートグリッド発展の需要を満たすことができる。

 エネルギー問題は国家戦略問題だ。スマートグリッド建設の推進は、エネルギー問題解決に向けた重要な突破口であり、経済発展の大局に関わる。中国の送電網運営モデル、経済モデル、国民のライフスタイルに大きな変化をもたらす重要なプロジェクトであるスマートグリッド建設により、設備市場の需要が大きく牽引されるだろう。

 スマートグリッド構築の基礎となるのは、インテリジェント化された電力設備だ。中国の電力設備製造レベルはすでに世界トップクラスに達しているものの、最先端とはまだ一定の開きがある。このため、スマートグリッドの自動化、情報化、デジタル化、インタラクティブ化された電気製品に対するニーズを満たすためにも、電気機器業界のモデルチェンジ・アップグレードが待たれている。電気機器業界は安全性・信頼性・電気エネルギーの品質・インタラクティブ性などの問題解決に力を入れ、様々なキーテクノロジーを掌握し、知的財産権およびコア機器の製造能力を取得しなければならない--。

 フォーラムではこのほか、「2012年度10大電気イノベーション企業および10大電気イノベーション製品」が発表されたほか、「2011年中国電工技術学会科学技術賞」、「2011年度電気機器業界?正泰科技賞」の受賞式が行われた。

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