2012年08月20日-08月24日
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中国初の胸痛救急ネットワーク、国際認証を取得

2012年08月24日

 米国胸痛センター協会(ASCPC)のジョセフ・リー・ガービー教授は20日、広州軍区広州総病院の胸痛センターがASCPCから認定を与えられたと発表した。同センターは中国初の軍民協力による地域的な胸痛緊急ネットワーク。科技日報が報じた。

 ガービー教授は「広州軍区広州総病院を訪れて各部門を視察し、大量の資料を審査した結果、胸痛センターチームのプロフェッショナルな精神に感銘を受け、その実績に強い印象を受けた。各指標はASCPCの認証要求を満たしている。同センターの遠隔医療システムは、臨床での胸痛救急プロセスと密接にリンクされ、非常に先進的かつ効率的だ。同病院は今後中国の胸痛センター建設をリードすることだろう」と語った。

 世界初の胸痛センターは1981年、米ボルチモアのSt.ANGLE病院で設立された。現在、米国の胸痛センターは5千カ所あまりに達し、医療保険の対象となっている。ASCPCは胸痛センターの発展を推進する非営利の学術組織で、胸痛センターの運営、管理、育成面などで豊富な経験を有する。

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