中国国民党革命委員会（民革）中央が主催する「第3回両岸（大陸部と台湾）青年革新創業トップフォーラム」が27日、北京で開催された。両岸のクリエイティブ産業のリーダー150人あまりが出席し、両岸関係の平和的発展という背景の中でのクリエイティブ産業の協力と発展、および両岸青年の創業環境とチャンスなどの議題をめぐり意見を交わした。新華社が報じた。
民革中央第一副主席の歴無畏氏（全国政協副主席）はフォーラムにおいて、「グローバルな視点から見たクリエイティブ産業と両岸協力のチャンス」と題する基調演説を行った。歴氏は「台湾は早くからクリエイティブ産業に取り組み、市場運営面でも豊富な経験を持つ。一方の大陸部は安定した政治と広大な市場を有し、文化的な蓄積もあり、産業の基盤が厚いため、各種クリエイティブ製品の開発、大規模経営、比較的完備された産業チェーンの構築に適している。両岸が相互補完しつつ協力を強めることは、双方の発展と繁栄に役立つ」と述べたほか、「両岸文化はルーツを同じくする。文化クリエイティブ産業を発展させれば、双方がウィンウィンの関係を築けるだけでなく、文化的アイデンティティの増進、民族の結束力強化につながる。これは両岸の平和、中華民族の復興に役立つほか、社会経済効果を生み、経済のモデルチェンジとイノベーションを推進することができる」と指摘した。