中国北車大同電力機車有限責任公司で27日、次世代ハイパワー電気機関車がラインオフした。新華社が報じた。
同機関車の最高時速は120キロ、総出力は1万キロワットで、電気機関車としては世界最大の出力を誇る。従来の直流電機機関車の出力は最大でも6400キロワットで、70トン貨車を約50両しか牽引できなかったが、このほどラインオフした新型機関車は、1台で80トン貨車100両を牽引できる。
同公司の責任者は「現在運行中のハイパワー交流電気機関車と比べ、この新型機関車はさらなる大出力と牽引能力を実現した。また、中国北車が自主開発した牽引駆動システムとネットワーク制御システムを搭載し、コア部品の設計から車両の製造にいたるまで、完全な国産化を実現した。これまでコア部品を先進国からの輸入に依存していた局面を打破し、機関車の維持費が大幅に削減できた」と語る。