2012年08月27日-08月31日
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中国製の気象レーダーと衛星受信装置、世界30カ国に輸出

2012年08月30日

 中国気象局の下位組織である中国華雲技術開発公司の創立20周年式典および中国華雲気象科技集団公司の設立記念式典がこのほど北京で行われた。

 中国華雲技術開発公司が生産する気象ドップラーレーダー、衛星受信システム等の製品はすでに海外進出を果たしており、韓国、ルーマニア、インド、イラクなどの30カ国・地域に輸出されている。人民日報が報じた。

 中国は、気象レーダーなどの気象観測機器をこれまで輸入に依存してきたが、華雲公司は気象レーダー、自動気象観測所などを自主開発し、国外企業による独占を打ち破った。現在同公司の製品は国内で60%以上のシェアを誇っている。

 国内市場で半数以上のシェアを獲得する一方で、華雲公司は国際市場も積極的に開拓している。華雲公司が生産する製品はすでに世界30カ国・地域に輸出され、売上高は約3億2千万元に達している。

 中国気象局の鄭国光局長は「今後も華雲集団をより大きく発展させ、経済効果、社会効果を高め、世界的影響力をもつ気象科技企業集団に成長させていく」と語った。

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