中国最南端の配電局、「海南電網公司三沙供電局」がこのほど西沙諸島の永興島に設立された。人民日報が報じた。
三沙市で使われる電力は現在、主に永興島に集中している。永興島の大規模プロジェクトの電力使用量および電力負荷の自然増加ペースから計算すると、「第12次五カ年計画(2011-2015)」期の最大電力負荷の年平均増加率は56.9%、電力使用量の年平均増加率は180%に達すると予測される。
三沙の気候は「三強(強い日差し、台風、降雨)」、「三高(高い気温、湿度、塩度)」という特徴があるため、電力設備も高い標準に基づき設計建設される。
永興島では今後、配電所とリングメインユニットをネットワークの枢軸とする10キロボルトのシングルリングネットワーク主幹送電網が建設されるほか、太陽エネルギーなどの新エネルギーを十分に活用し、ディーゼル燃料又はLNG発電の余熱を利用した冷暖房供給を実現、マイクログリッドによる電力供給およびエネルギー供給の持続可能な発展を目指し、三沙の電力使用を保障する。