2012年09月03日-09月07日
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クラウドテレビが下半期の主流に

2012年09月05日

 上半期、中国のテレビ市場は経済環境の影響を受けて成長率が鈍化した。しかし、国による「省エネ製品恵民プロジェクト」が始動し、またメーカーの大々的な広告で注目が高まりつつあるクラウドテレビの牽引により、下半期のテレビ市場は再び好転に向かうことが予想される。科技日報が報じた。

 工業・信息化部(工業と情報化省)電子司視聴処の梁峰処長は、「次世代情報技術を代表とする戦略性新興産業の急速な発展により、ネットワーク化、インテリジェント化、大スクリーン化、エコ・環境保護等を特徴とした科学技術の進歩が推進された」と強調する。

 中国テレビ大手、創維集団(スカイワース)中国区の劉耀平マーケティング総経理は「ネットワーク時代の今、我々は技術開発とユーザーエクスペリエンスの2つを集中的に掌握し、人間本位の理想的なマン・マシン・インタラクションに立ち返ることを目指す。インタラクティブ体験は今や、技術と製品の良し悪しを判断する重要な基準となった。テレビは『見るもの』を変え、スマートテレビは『見る方法』を変えた。そして、真のクラウドテレビが変えるのは『見る方法』だけではない。実現すべきは消費者とテレビ間のインタラクションモデルの変化、視聴モデルの変化、ライフスタイルの変化だ。アンドロイド4.0がテレビの標準スペックに、クラウド技術が各メーカーの追い求める最高技術になりつつある」と語った。

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