インターネット研究センター「DCCI インターネットデータセンター」はこのほど「2012年中国微博青書」を発表した。同青書は、「『微博(ミニブログ、中国版ツイッター)』は約5年間の発展を経て、ユーザー数が約3億2700万人に達した。うち19歳以上のユーザーが88.81%を占め、中国微博市場のユーザー規模は基本的に安定し、成熟化を果たした」と指摘した。北京日報が報じた。
微博の発展の道は様々あるが、どれが最も「広くて安定した道」だろう?同青書は「現在最も期待できる可能性は、微博プラットフォームとeコマースとの融合だ」と指摘する。
DCCIが微博ユーザーに対して行った調査によると、微博からeコマースサイトへの誘導効果は顕著で、半数以上の微博ユーザーが微博で見た情報をもとにeコマースサイトにアクセスし、商品について調べたり、操作を行っていることがわかった。微博上に掲載された商品のリンクや写真を積極的にクリックしているとしたユーザーも約50%に達した。
微博は急速に台頭する分野であることから、開発者からも注目を集めている。青書は「2012年3月末の時点で、新浪微博には24万人の開発者が登録し、新浪微博のオープンプラットフォーム上で28万件以上のアプリを提出、うち3万4千件のアプリが審査に合格した。この数字は増加を続けている。騰訊微博には29万人の開発者が登録している」と指摘した。