2012年09月24日-09月28日
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海洋調査船「海洋6号」、任務終え帰国

2012年09月25日

 国家海洋局のウェブサイトが伝えたところによると、第27回海洋科学調査を実施していた海洋調査船「海洋6号」は108日間にわたる任務を終え、このほど帰国した。中国新聞網が24日に報じた。

 海洋6号は9月11日、帰還の途中で北マリアナ諸島海域を通過する際、南西約600海里の海域で台風16号が形成されたため、台風の中心から600海里以上離れた安全な海域での避難を余儀なくされた。帰国のスケジュールを遅らせず、残る観測点での作業を計画通り行うため、船上の臨時党委員会は台風の動きに基づき、海況が好転するとすぐに西へと向かうことを決定した。これにより、避難の時間を利用して3つの観測点での作業を行うことができたという。また、甲板部の船員らも副船長の指導の下、避難時間を利用してペンキの補修などを行った。

 9月18日午後4時、同船は最後の観測点での作業を終え、第27回海洋科学調査の任務を全面的に完了した。19日午前1時、ワイヤーケーブルのメンテナンスを終えた同船はバシー海峡へと向かい、20日午後、バシー海峡を通って南中国海に到着、祖国へ帰還した。

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