中国企業が独自開発し自主知的財産権を持つ、微小粒子状物質「PM2.5」に特化した防護マスクが26日に発売された。世界的な権威ある機構が実験を行ったところ、同マスクは微小粒子状物質の99%をカットすることが明らかになった。北京日報が伝えた。
同マスクは立体的な形状をしており、人にやさしいデザインを採用した。一般的なマスクやN95マスクを着用した際に生じる、呼吸や酸素不足によるめまい等の問題を解消し、おしゃれで健康的な商品を求める顧客の需要を満たした。
環境保護部門のモニタリングによると、2010年の中国全土の環境保護重点都市(計113都市)のうち、3分の1以上の都市の大気品質が目標未達となった。屋外のPM2.5は、人類の健康を脅かす存在となっている。専門家は、「スモッグが発生した日に屋外で運動すると、健康を損ねる恐れがあり、効果的な対策を講じる必要がある」と指摘した。中国抗菌協会の張迎増秘書長は、「同マスクの着用により、屋外でPM2.5の吸引を効果的に防ぐことができる」と語った。
同マスクの生産企業の関係者は、「当社は同マスクのコア技術の知的財産権を取得した」と述べた。