2012年10月01日-10月05日
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ハルビン-大連結ぶ哈大高速鉄道で試運転開始

2012年10月09日

 高寒地区(海抜が高い寒冷地域)を通過する世界唯一の長距離高速鉄道、哈大高速鉄道(ハルビン-大連)が、8日より試運転を開始し、開通に向けた最終準備段階に入った。人民日報が報じた。

 哈大高速鉄道は東北三省を縦断し、北は黒竜江省ハルビン市から南は遼寧省大連市までを結ぶ。営業キロは921キロメートル、所要時間はわずか4時間あまりで、ハルビン西、長春西、瀋陽、大連北など計24の駅が設置されている。

 哈大高速鉄道は国務院が作成した、「中長期鉄道網計画」における「四縦四横」 の高速鉄道幹線網の中の、「縦」の一路線である、京哈高速鉄道計画の一部。2007年8月23日に着工し、インフラ面は最高時速350キロの高速運転に対応している(初期の運行速度は時速300キロ)。2012年9月、全線のテストが完了した。

 試運転および開通後に投入される車両は中国北車が製造した高速列車「CRH380B型」。8両編成で、マイナス40度から40度までの気温に適応できるほか、風、砂、雨、雪、霧など悪天候への対応能力も高い。

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