オンラインゲームを遊びすぎると学業がおろそかになる、仕事に集中できなくなる、といった言葉は良くが、このほどなんと、「オンラインゲームは仕事力の向上に役立つ」とする研究結果が発表された。中国網が報じた。
英ニューカッスル大学ビジネススクールとギリシャ・クレタ大学の研究によると、オンラインゲームというバーチャルな世界におけるリーダーシップの発揮や、時間通りにギルド（プレイヤー同士のグループ）のイベントに参加する、仲間と協力して敵を倒すといった行為を通じて、現実世界における仕事の対処法をある程度学べることが分かった。
研究を担当したSavvas Papagiannidis氏は「仲間と協力して目標を達成すること、チームワークを通じて複雑な問題を解決すること、計画を立て、資源を配分し、新人を雇い、チームを結成すること。これらはゲームの中だけでなく、現実生活とも大いに関係する」と語る。
最近は、職員の人事管理力、コミュニケーション力、リーダーシップなどの素質や「ソフトスキル」をバーチャルソフトやゲームを通じて訓練している企業も多いが、もしかしたらオンラインゲームの中でギルドイベントを組織するだけで高い効果が得られるかもしれない。オフィスで「ギルドメンバー募集！」と叫んではならないが。