2012年10月08日-10月12日
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新疆で超大型炭田を発見

2012年10月19日

 新疆ウイグル自治区地質鉱物探査局が明らかにしたところによると、同局の地質部門は2年間にわたる調査の結果、新疆・塔城地区にて超大型の整装炭田(炭層が一続きになっている炭田)、「和什托洛蓋炭田」を発見した。埋蔵量は810億トンに達すると予想され、2011年の中国の原料炭生産量を元に計算すると、全国の生産量の20年分に相当する。中華工商時報が報じた。

 同炭田は克拉瑪依市の北90キロの地点に位置し、和布克賽爾蒙古自治県、額敏県、托里県の3県が管轄している。東西の長さは約300キロ、南北は10-40キロ、総面積は約9千平方キロメートルで、白楊河探査区、和什托洛蓋鉱区、鉄喇鉱区の3部分に分かれる。

 同炭田は長炎炭を主とし、不粘煤が一部含まれる。工業用、民間用、石炭ガス用として適しており、火力発電、ガス、石炭化学などの産業で利用できる。また、炭層の数は1-32層、それぞれの層の厚さは5-15メートル(最高で20.66メートル)、炭層全体の厚さは約60メートルと、機械による大量採掘にも非常に適している。

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