2012年10月15日-10月19日
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防弾チョッキの材料で作った「究極」の靴下登場

2012年10月22日

 靴下は生活必需品の1つだが、ほとんどの人はつま先やかかとに穴が開いた靴下を何足か持っていることだろう。英「デイリーメール」紙のウェブサイトが19日に伝えたところによると、米国のある企業がこの問題を解決する方法を見つけたという。深セン特区報が伝えた。

 米空軍士官学校出身のキャメロン・カーター氏(23)が立ち上げたこの企業は、「永遠に穴が開かない靴下」を製造することを目標に掲げている。カーター氏はこのため、防弾チョッキの材料にも使われる「ケブラー繊維」を採用し、靴下の耐久性を大幅に高めることに成功した。

 同社はこの靴下について、「永遠に穴が開かない」と宣伝。主な材料は「ライクラファイバー」で、つま先やかかと、足の裏など磨り減りやすい部分には「ケブラー繊維」を使っている。カーター氏は「多くの人が毎日靴下をはくが、靴下が丈夫でないため頻繁に買い換える必要がある。この状況を変えるときが来た。あなたの靴下はどの靴下よりも頑丈だ!」と語る。

 現在この靴下はオンラインショップにて25ドル(約2000円)で販売されており、すでに700人以上が購入している。正式な生産が始まった後は様々なデザインや女性用靴下も売り出す計画だという。

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