エアバスは北京でこのほど、未来の航空機の新ビジョン「Smarter Skies」を発表した。同ビジョンでは、外部動力を使った急角度の離陸・編隊飛行・着陸時の空港への滑空進入などのコンセプトが紹介され、燃料と二酸化炭素排出の大幅削減、航空輸送の遅延緩和、飛行時間の短縮を実現するとされた。このビジョンは2050年の航空輸送を描いた構想で、地上および上空での旅客機の運用方法に焦点を当てている。新京報が報じた。
「Smarter Skies」には、以下のようなコンセプトが含まれる。
・外部動力で推力を増やして離陸を行い、空港から急角度で上昇する。これにより、騒音を減らすほか、より短い滑走路で離陸できるようになり、土地の使用を抑えることができる。
・高頻度の飛行路線では、巡航時に航空機が鳥の編隊飛行のような飛行方法を行うことによって抵抗を減らし、燃料を約50%節約する。