2012年10月15日-10月19日
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赤ちゃんの安全な睡眠のための6ポイント

2012年10月23日

 1歳未満の乳児にとって、最も危険が多いのは睡眠時だ。研究によると、乳児の死亡例の80%が安全でない睡眠方法と関係があるという。「乳幼児突然死症候群」は、1歳未満の乳児にとって最大の死亡原因で、米国だけでも発祥例は毎年2200件に上る。米「Daily Health News」は乳幼児突然死症候群を防ぐ赤ちゃんの安全な睡眠方法について、以下の6ポイントを挙げた。生命時報が伝えた。

 (1)睡眠時は仰向けを維持する。

 赤ちゃんが起きている時はうつぶせになっても良いが、保護者が必ず見守っていなければならない。横向きに寝るのは良くない。寝ている間に赤ちゃんが寝返りを打ってうつぶせになる可能性があり、乳幼児突然死症候群のリスクが高まるためだ。

 (2)マットレスは柔らかすぎないように。

 固めのマットレスの上にシーツを敷き、ベビーベッドには余分な枕や毛布、ぬいぐるみを置かないようにする。赤ちゃん用の寝具で赤ちゃんをしっかり包み、顔は絶対に覆わないようにする。

 (3)母親と同じ部屋で寝る、同じベッドで寝ない。

 研究によると、赤ちゃんが母親と同じベッドで寝る場合、乳幼児突然死症候群のリスクが40%高まるという。また、母親が赤ちゃんと同じ部屋で寝ることでリスクは低下する。

 (4)おしゃぶりはリスクを下げる。

 おしゃぶりは、赤ちゃんの寝返り防止に役立つ。また、おしゃぶりにより赤ちゃんの舌が前方に伸び、スムーズな呼吸が維持できる。

 (5)暑過ぎないようにする。

 赤ちゃんのいる部屋の温度は適度に保ち、暑すぎないようにする。また、赤ちゃんが寝るときは厚着に注意する。

 (6)タバコの煙はリスクを高める

 母親が妊娠中に喫煙した場合、乳幼児突然死症候群のリスクが3倍に増え、家に喫煙者が多いほどリスクも高まることが研究で分かっている。

 赤ちゃんのいる部屋は常に換気し、空気を綺麗に保つ。

 研究者はこれらのポイントのほかにも、母乳育児・定期的な身体検査により、赤ちゃんの体質向上を促すようアドバイスしている。また、もし睡眠時に赤ちゃんの呼吸が頻繁に弱くなったり、顔が青白くなったりした場合は、ただちに病院に行くよう呼びかけている。

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