赤色の食べ物は多くが天然の鉄分を豊富に含むほか、たんぱく質や良質のビタミン、ミネラル、フィトケミカルを多く含み、健康維持、免疫力アップ、酸化防止、抗菌などの効果があり、身体の耐寒能力を高めるのに役立つとされる。寒い季節は赤色の食べ物を沢山食べることで身体を温かく保ち、風邪を予防できる。また赤い色は視覚的にも明るく、食欲をそそる。科技日報が伝えた。
▽冬におススメ、赤い色の食べ物
栄養学の専門家によると、赤い色の食べ物は、(1)野菜・果物(2)肉・肉製品の2種類に大きく分けられる。
赤い野菜はトマト、にんじん、サツマイモ、唐辛子など。これらの野菜にはリコピン、ポリフェノール、アントシアニンなどの天然色素が含まれるほか、ビタミン、鉄分、アミノ酸などの栄養成分も豊富に含まれる。酸化防止に役立つほか、血中脂質を下げ、心血管疾患や脳血管疾患の予防にも役立つ。
赤い果物はナツメ、サンザシ、ザクロなど。これらの果物にはカルシウムと鉄が多く含まれ、身体を暖かく保つことができる。
このほか、牛肉や羊肉もこの季節に食べるのが適している。漢方的に見ると、牛肉や羊肉は「温(身体を温める)ではあるが、燥(乾燥させる)ではない」とされ、腎臓を補い精力を盛んにし、体を温め気・血を補うなどの効果があるため、冬に食べるのに適している。耐寒能力が高まるばかりでなく、滋養強壮にも役立つ。