2012年10月22日-10月26日
トップ  > 科学技術ニュース>  2012年10月22日-10月26日 >  皖電東送プロジェクト、長江を跨ぐ送電線を建設へ

皖電東送プロジェクト、長江を跨ぐ送電線を建設へ

2012年10月30日

 安徽送変電工程公司が建設を請け負う「皖電東送(安徽省の電力を東に送る)」プロジェクトの、安徽省准南市-上海市を結ぶ超高圧交流送電モデルプロジェクトでこのほど、長江を跨ぐ送電線を支える南岸の鉄塔が完成した。人民日報海外版が伝えた。

 同プロジェクトは同一塔に2回路配置を採用した中国初の超高圧交流送電プロジェクトで、西は安徽省准南市からスタートし、安徽省南部、浙江省北部を通って上海に達する。全長は656キロ、鉄塔の数は計1421基に達し、2013年末に完成する見通し。完成後は、毎年500億キロワット時以上の電力を送電する。

 同プロジェクトは現在、長江を跨ぐ送電線の建設段階に入った。長江の南北岸にそれぞれ1基ずつ、高さ277.5メートルの鉄塔を建設し、長江を跨ぐ送電線の長さは約3キロに達する。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます