2012年10月22日-10月26日
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中国の3Gユーザー、2億件の大台突破

2012年10月31日

 工業・情報化部(工業・情報化省)が明らかにしたところによると、第1-3四半期の中国の電気通信業務総量は前年同期比11.9%増の9661億元、電気通信業務収入は同9.2%増の8010億元に達し、同時期のGDP成長率を1.5ポイント上回った。ネットワークの進化、3G業務の発展、ブロードバンド中国戦略の実施などが電気通信業の発展を後押しした。北京日報が伝えた。

 工業・情報化部通信発展司の張峰司長は、「ブロードバンド中国戦略の推進に伴い、通信業と情報サービス業の発展の余地が広がった」と語る。データによると第1-3四半期、基礎電気通信業の固定資産投資は、前年同期比8.6%増の2253億元となった。うち、3Gネットワークの建設投資は595億元を占め、3G基地局の建設は96万5千カ所に達した。基礎電気通信業の投資は通年で11%増の3700億元に達する見通し。

 3大通信キャリアが発表した1-3四半期の財務報告によると、中国電信の3Gユーザーは5972万件、中国移動は7560万件、中国聯通は6686万3千件に達し、中国の3Gユーザー総数は2億件の大台を突破した。

 しかし、インフラ建設・ユーザー規模が好調な成長を見せる一方で、サービスの質が追いついていないという問題も存在している。工業・情報化部が発表した第3四半期の電気通信業苦情受付状況によると、第3四半期、電気通信業に苦情を訴えたユーザーは前四半期比10%増ののべ16432人に達した。中国電信、中国聯通のユーザーからの苦情率はそれぞれ7.2%増、14.1%増となり、中国移動は同水準を保った。

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