2012年11月19日-11月23日
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海峡両岸現代農業博覧会、農業ハイテク製品が展示

2012年11月23日

 福建省ショウ州市で18日、第4回海峡両岸(大陸部・台湾)現代農業博覧会が開幕した。新品種・新技術の展示エリアでは、ベランダや壁で野菜や花を育てられる栽培システム、苗の自動移植機、茶摘みロボット、1年に16キロの卵を産む雌鳥など、農業をめぐるハイテク・クリエイティブ製品の数々が展示され、注目を集めた。人民日報が伝えた。

 福建省種子産業革新・産業化プロジェクトの始動から2年、同省はレンブ(蓮霧) 、紅綿蜜柚、良質のゴーヤなど、10大種子産業チェーンのキーテクノロジー導入により、累計36億元の農業収入増加を実現したほか、関連企業の投資20億元あまりをけん引した。

 福建省農業科学院が開発した家庭用栽培システムは、モジュール栽培容器、タイマー装置、新型殺菌灯、専用栄養剤、環境にやさしい栽培用土などからなり、肥料・水やりを自動制御で行い、害虫を防ぐ。水の汚染もなく、2週間ほどで自家製の野菜を食べることができる。

 福建省農業科学院の張偉光副院長は「当院が開発したポータブル農業エキスパートシステム、農業環境自動モニタリング警報システム、害虫被害自動予報システム、ソーラー殺虫ライトなどは、すでに普及されつつある」と語る。

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