中国有人宇宙プロジェクト宇宙船システムの張柏楠総設計師は29日に香港で、「香港は金融センターであり、科学技術も非常に発展している。中国の宇宙ステーションの建設後、数多くの科学実験が行われる。香港は自らの高い科学技術力により、将来性のある意義深い宇宙ステーション実験プロジェクトに申請・参加し、祖国の有人宇宙事業に加わることができる」と語った。
中国は2020年前後に、地球から近い宇宙空間で有人宇宙ステーションを建設・運行する。有人宇宙ステーションは、中国の宇宙科学・新技術の研究試験を行う重要な拠点となる。張氏は「乗組員とエンジニアのほかに、多くの専門家が複雑な実験を重ねる必要がある。これらの専門家は社会全体から選抜され、香港人にも参加する機会が与えられる」と述べた。
張氏は同日に香港科学館で、「有人宇宙事業の発展」をテーマにスピーチを行った。