2013年01月28日-01月31日
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時間の断片化 携帯ブラウザで情報収集する人が多数

2013年01月31日

 忙しい生活と激務により、現代人の自由時間は断片化され、また情報量も増えた。人々は短い時間を利用し情報を獲得するしかない。うなだれながら携帯電話の画面を見つめる人を、あちこちで目にするようになった。科技日報が伝えた。

 アイリサーチの最新データによると、中国人携帯ブラウザ利用者のうち、断片化された時間に携帯ブラウザを使用する人が約6割に達している。携帯ブラウザ利用者の59.2%は、1日のネット接続時間が1時間以内だ。そのうち1日のネット接続時間が30分未満の携帯ブラウザ利用者は24.7%に、30分から1時間の利用者は34.5%に達する。

 情報断片化のすう勢と需要により、数多くのモバイルアプリが生まれた。モバイルネットワークの重要なインターフェイスである携帯ブラウザは、このすう勢を利用しその地位を固めようとしており、各種アプリを使用する分散化されたユーザーを統一しようとしている。ブラウザ開発業者は、断片化された時間での使用に合わせた商品開発に取り組んでいる。「Opera」の中国版「欧朋」はリリース当初、上述した使用習慣に的を絞り、情報集約化プラットフォーム「新鮮事児」、オンライン読書プラットフォーム「看小説」、ゲームセンター、ミニブログなどのサービスを提供した。近頃さらに次ページ自動読み込み、スワイプジェスチャー操作といった機能が追加され、ユーザーの閲覧の利便性が大幅に高まった。

 携帯ブラウザはその他の細分化されたアプリと比べ、「全面化」の面で優っている。コンテンツ集約プラットフォームは全面的な情報を網羅し、HTML5の普及に伴い成熟化するウェブアプリもまた、ブラウザを通じて豊富な機能を提供するだろう。ユーザーは一つの携帯ブラウザをダウンロードするだけで良く、異なるアプリ間の切り替えや、アップグレード後の更新といった面倒な操作が必要なくなる。これはパソコンのインターネット時代において、すべての操作が最終的にブラウザに回帰したことと同じ現象だ。

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