2013年02月04日-02月08日
トップ  > 科学技術ニュース>  2013年02月04日-02月08日 >  2月15日に小惑星「2012 DA14」が地球に接近

2月15日に小惑星「2012 DA14」が地球に接近

2013年02月06日

 米航空宇宙局(NASA)はこのほど、バレンタインデーの翌日となる2月15日(北京時間16日早朝)に、小惑星「2012 DA14」が地球の近くを通過すると発表した。「今日早報」が海外メディアの報道を引用し伝えた。

 この惑星は重さ13万トン、直径40-50メートルで、水素爆弾ほどの破壊力を持つ。地球からわずか2万7680kmの距離まで接近するが、これは静止軌道や通信衛星軌道よりも内側で、観測史上最も地球に接近した小惑星となる。

 NASAの地球近傍天体プログラム事務局は、小惑星のルートを詳しく観測した結果、地球に衝突する恐れはないとしている。

 同小惑星は地球にかなり接近するが、あまり大きくないため、最大の光学望遠鏡を使っても光る点にしか見えない。観測に最も適した場所はインドネシアで、東欧やアジア、オーストラリアでも観測が可能だという。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます