2013年03月01日-03月01日
トップ  > 科学技術ニュース>  2013年03月01日-03月01日 >  サムスン、2012年中国スマホ市場でトップシェアに

サムスン、2012年中国スマホ市場でトップシェアに

2013年03月07日

 市場調査会社iiMedia Research社が6日発表した「2012年中国スマートフォン市場年間研究報告書」によると、アップルの中国における競争力がやや低下し、昨年の市場シェアは7.7%のみとなった。サムスンは22.5%のトップシェアにより、中国携帯電話市場で独り勝ちを実現した。北京晨報が伝えた。

 データによると、サムスンの2012年の中国市場におけるシェアは22.5%に達し、中国携帯電話市場の押しも押されぬトップ企業となった。同時に、中国ブランドの業績も好調だった。聯想(レノボ)の市場シェアは10.7%、華為(ファーウェイ)は9.9%、 酷派(CoolPad)は9.5%、中興(ZTE)は8.9%で後に続いた。これらのブランドは低価格戦略により、ミドル・ローエンド市場で高いシェアを占めた。一方で、かつての業界最大手の凋落が際立つ。ノキア、モトローラ、HTCの2012年中国スマートフォン市場に占めるシェアは、いずれも5%以下となった。

 OSのシェアを見ていくと、アンドロイドは2012年に68.6%で圧倒的首位となった。ノキアから捨てられたシンビアンは、シェアが12.4%に急低下した。上述した報告書は、「本年度はアップル製携帯電話の人気が低下したため、iOSの市場シェアが12.8%に低下した」とした。またマイクロソフトのWindows Phoneのシェアは3.8%となり、今後さらに上昇する見通しだ。

 2012年の中国スマートフォン販売台数は、前年の2倍以上に当たる1億6900万台に達し、過去最多を記録した。iiMedia Research社の張毅CEOは、「アップルの携帯電話は中国市場で依然として抜きん出ているが、ハイエンド市場でサムスンがより強い勢いを見せており、ほかにも多くの競合他社が猛追している」と分析した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます